新会社に移って、社内システムを構築することとなった。
いろいろな絡みがありプロバイダがOCN限定となってしまい、全部自力で構築した場合、
月々\15,000-くらい+構築工数と運用工数がかかることがわかった。
さらに、サーバ用に信頼性のあるHW環境も用意する必要があるため、初期費用も結構必要そうな見込みであった。
それならばと、アウトソースを検討。
- プロバイダは家庭用Bフレッツ+動的IPアドレス
- メールおよびスケジュール管理にGoogleApps
- 社外向けWeb表示にさくらVPS
- 社外お客様案件用サーバにDDNS環境を構築
を設定した。
すると、ランニングコストは\15,000-でほぼ一緒だが、メール関連やWeb周りのサーバのメンテから開放され、さらに社内システムの使い勝手も向上するというところで、社長の承認をもらった。
構築手順は以下のような感じ
- ドメイン取得(お名前.comを利用)
- さくらVPSの申し込み
今回は一番安い\980-/月のプラン。仮想化のおかげで(見た目上)自由に使えるサーバが一台この価格で手に入るなんていい時代になったものだ。 - GoogleAppsの申し込み
GoogleCheckoutでクレジットカード払いが必須。新しい会社なので当然クレジットカードなんてあるはずがないので、とりあえず個人のもので代用。変更する場合、無料期間中に一度スタンダードプランに落としてからプレミアプランに再設定すればよさげ。 - GMailの設定
お名前.comのレンタルDNSを利用して、Googleの指示通り架空のHostのCNAMEをGoogle宛にし、ドメインの所有者を保障する。
その後、MXレコードをGoogoleに飛ばす。 - VPSの設定
ほんとに空っぽのOSイメージなので、必要なソフトを適宜インストール。
SSHで鍵認証を先に設定すると、秘密鍵をどうやって外に出すかはまることになるので注意。
お名前.comのAレコードをもらったVPSに設定。 - DDNSの設定
実家にいたときに使用して実績のあるDiCEを自社内のサーバに導入。
さらにお名前.comのドメインから適当なホストをCNAMEでDDNSの名前に飛ばすことにした。
こんな感じで運用開始。
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