Flashとアンチウィルスソフトの微妙な関係

2010/09/15 | By KUMA | Filed in: 技術メモ.

会社で開発しているシステムの客先での話。

これまで、Windowsサーバ+Apacheで、Flashから外部のファイル(テキストやXML、画像)を読み出していた。
これを今回Linuxサーバ+lighttpdに変更することになったのだが、うちで用意した専用端末では当然問題なく動作するが、
お客さんの先のPCでFLASHを動作させると拡張子が「txt」のファイルだけ読み出せない事件が発生した。

理由をいろいろ調べたところ、lighttpdに移行したタイミングでコンテントタイプがtext/plainのファイルはgzipで圧縮するように変更していたことが判明。

これは推測だがアンチウィルスソフトがパケットの監視を行っており、圧縮のヘッダを見つけたらとりあえず解凍して確認するようになっていたのではないかと。

で、当然普通にブラウザから直接テキストファイルを参照する分には問題はないが、Flashからの読み込みではプロトコルスタックの作りが甘く、アンチウィルスソフトの割り込みに対応できてなかったのではないかと思われる。

とりあえず、テキストファイルの圧縮をやめたところ、lighttpdでも問題なくシステムが動作するようになったので、ひとまず解決とした。


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