飲んだわけではないのだが、電車の広告とWebページを見てツッコミ満載だったので、ネタにしてみた。
まず、電車の中で思ったこと。
世界のハイボールシリーズのラインアップには以下の2種類あるらしい。
- キリン 世界のハイボール 樽熟ウイスキーソーダ
- キリン 世界のハイボール 樽熟シェリーソーダ
日本ではハイボールと言えばウィスキーソーダだが、広義のハイボールは酒の炭酸割りという認識なので、べつにシェリーを使ってても納得できる。
だがシェリーソーダの酒種がスピリッツになっているのが意味わからん。シェリーは蒸留してねぇのになんでスピリッツなんだよ。
というところで、ニュースリリースでしっかり確認することにした。
そしたらこんなことが書いてあった。
世界から厳選して調達した樽熟酒を、「キリンチューハイ 氷結」で培った当社独自のクリアウォッカとソーダをベースに用いてブレンドした、新しいハイボールのお酒。
なるほど、要するにウオッカソーダにウィスキーやシェリーのフレーバーを加えたってことね。単価考えれば当たり前だけど、何だろうこの詐欺感・・・
さらに商品紹介ページにはこんなことが。
★新ハイボールの提案
日本ではハイボールとはウイスキーをソーダで割ったものという認識が一般的です。「キリン 世界のハイボール」は本来のハイボールの意味であるスピリッツ (蒸留酒)をソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料等アルコールの含まれていない飲料で割ったものを提案いたします。
なるほど、悪酔いするクセの無い甲種の酒をベースにすることで一般受けを狙うと。
で、原材料はというと。
ウイスキーソーダ:ウォッカ・ウイスキー・食物繊維・糖類・香料・酸味料・加工デンプン・カラメル色素
シェリーソーダ:ウォッカ・シェリー・食物繊維・糖類・香料・酸味料・加工デンプン・カラメル色素
「シェリー・食物繊維・糖類・香料・酸味料・加工デンプン・カラメル色素」←こいつら余計だな・・・
スピリッツに炭酸割ったものをハイボールとして定義してるんだから、変なもん突っ込むな。だから悪酔いするんだ。
というわけで、こいつらを買って飲むことはありえないなぁ・・・
サントリーががんばって開拓(復活)させたハイボールの市場がおいしそうだから、急いでそれっぽいものを作って売り出した感が見える。
キリンも甲類ソーダにフレーバーを乗せた中途半端なハイボールっぽい製品じゃなくて、ちゃんとしたスピリッツベースのソーダ割りを出したら好感持てたのに。単価はともかくいろいろ輸入してるんだし、軽井沢蒸留所だって持ってるんだからもう少しがんばってよ。
Tags: キリン 世界のハイボール
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