自分の周りにご子息ご令嬢が増えてきたので

2010/03/03 | By KUMA | Filed in: 戯言.

自分の遺伝子が将来的に残るかはまったくわからない(むしろ難しそうな見込みの方が高いか)が、心の隅に残しておいていいネタがあったのでメモ

長女が生まれた直後から、続々と教材パンフレットが届くようになった。

そこで、どんなものなのかざっと目を通してみたところ、アヤシゲな記述のオンパレードで思わずのけぞってしまった(笑)

テクニック的には、ニセ健康商品や霊感商法で使われるものとまったく同じ。

(1)真実に嘘を混ぜ込み、いかにも根拠がありそうに見せる。

早期教育業界でよく用いられる話題としては、臨界期仮説や行動心理学的な記述(狼少女マカラの話)、最近では脳科学の話(シナプス形成)などがあげられる。

後述するが、今では明確に否定されている仮説などがひっぱり出されることもあるので注意を要する。

(2)肩書きによる権威付け。

○○博士監修とか、○○研究所所長とか、肩書きで権威付けることによって、読者を信じ込ませる。

(3)今すぐにと、焦らせる。

能力を身に付けるには「締切り」があって、その時期までにやらないと、手遅れになると言って、親を焦らせる。

(4)体験談が盛り沢山。

曰く、この教材のおかげで「IQが160になりました!」とか「1歳でペラペラ言葉が出るように!」などなど。

そして、これを読む親に「もしかしたら、ウチの子も・・・」と夢を見させる。

これって、詐欺商法で使われるテクニックそのまんまなんですけどね(^^;

子どもが自分で興味を示してやって失敗する分には社会勉強のひとつとして、どんどん投資してあげたいと思うが、少なくとも初等教育中は道徳の育成と知的好奇心を時間をかけて伸ばしてあげたいと思う。

自分は親から何かを強制的にやらされた記憶がほとんどないので(自営業が忙しくて構ってる暇もなかったというのもあるかもしれないが、出来る限り自分の能動的な要求には付き合ってくれてた気がするので放置では無かったと思う)、勉強なんて自分のやりたくなった時にやらせればいいんじゃないかと思う。
どの道何か作ろうとしたり、極めようとすれば嫌でも知識が必要になってくるし、好奇心が十分にあれば自然と自分で調べる癖はつくしね。

ただ、中学校くらいからは今勉強しておくとどれだけ自分の将来に選択肢が増えるかとかはお説教することになるとは思うがwあと、最低限学生のうちにバイトはさせたいかな。

人様の教育方針に口をはさむ気はないけど、いざ自分の立場になって本当に投資が必要なときに素寒貧になっていないようにしたい。


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