ソーシャルハッキングには気を付けましょう

2010/05/28 | By KUMA | Filed in: 戯言.

昨晩友人から相談を受けたのだが、友人の知り合いA子さんが元彼のa太くん(を偽装したアドレス)からメールを受けそれに(他愛もない)返事したところ、今彼のb夫くんからお説教を受けたとのこと。

なんでb夫くんからa太くんのことがわかったかを調べて欲しいとのことである。

で、最初にもらった情報が↓。

  • A子さんはWebメールを使用。
  • A子さんが受け取ったメールのヘッダを見るとなりすましメールであることがわかり、返信先もne.jpがco.jpになっており、a太君には届かないようになっていた。

上記から、Webメールのアカウントの乗っ取りか、PCへのトロイの木馬orキーロガーなどを設置しているのではないかと疑う。
PCのメーラーでこのようなことが起きると、大掛かりに偽装ができるため、いろいろ調査が面倒になるので助かった。

そこで、Webメールのログイン履歴を見せてもらった。すると

  • 本人の覚えの無い時間にログインがあった。またそのログインのIPアドレスはA子さんのプロバイダの物ではなかった。
  • また、そのIPはb夫くんの住んでいる土地からのアクセスでもあった。

上記から、仮に不正アクセスの犯人がb夫くんならシステム関係の素人と判断。

以下のような仮説を上げたところで時間切れ。

  • 隙をついてA子さんの携帯を盗み見たところ、アドレス帳orメール履歴からa太くんの存在を知った。
  • A子さんがWebメールを多用していることから、さらに(ネカフェや自宅で)A子さんのWebメールのパスワードを盗み見。
  • a太くんのメールを装い、A子さんがどの様な態度で返信したのかを、Webメールの送信履歴を見た。

この後A子さんがb夫くんに対しどの様なアクションをとるかは、本人の裁量なので我関せず。

個人的にはこんなことするバカは、ストーカー予備軍なのでとっとと絶縁するに限ると思うが・・・


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