組み込みソフトウェアエンジニアのためのハードウェア入門

2010/01/29 | By KUMA | Filed in: 戯言.

という本を題名だけで購入。読んだ。糞でした。なのでリンクもしない。

組み込みSW屋向けの本ならソフトの話なんざ書くな。とくにBootloaderとかICEとか百も承知だっちゅうの。

HWについては、アナログの話ばっかり。確かに基本なんだろうけど、チャタリング防止にコンデンサ入れるとか、過剰電流抑えるのに抵抗いれとくとか、プルアップ、プルダウンの話とかは正直電気をまともに知らんので為になった。

たださ、デジタル回路について何も触れないのはダメだろ。
ソフト屋がHWのこと知る動機はHW屋とより深いコミュニケーションをとるか、キャリアチェンジだべさ。
ならお互いに重なるところではデジタル回路についてを深く書くべきだったんじゃないの?
そりゃオシロとかロジアナ使ってHW屋と合同デバッグもするけど、アナログ系の問題解決をSW屋には求められんよ。
むしろ必要なのは、デジタル回路の論理的不具合を理解して、CPUで代行したりとか、レジスタの設定値をHW屋に聞かなくてもデータシートやその他資料で理解できる力を手に入れることっしょ。

そんなわけでこの本の正式なタイトルは「アプリ系のソフト屋がマイコン趣味に手を出してみたい人向け、大まかな概念と開発手順を触りだけ説明する本」が妥当と思われる。


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