「Web技術者のための大規模サービス技術入門」をタイトルだけで購入。
はてなのインターン向けの教材がベースということで、正直とくに目新しいものは見て取れなかった。
しかしこのレベルをインターンの子がこなせるっていうのは、やっぱり優秀な人が集まる魅力的な会社なんだなぁと。
社会人向けにどんな本かと説明するなら、スケールとかパフォーマンスとか運用を気にしたこと無い開発者や、運用系の人が開発がきちんと考えて作っているかを判断するために、基本的な知識を得るための本ってあたりかな。
同じ著者でも前読んだ(けど書評を書くのを忘れていた)「24時間365日サーバ/インフラを支える技術」のほうが、技術的に深いところが書かれており、ある程度経験のあるエンジニアなら後者をおすすめする。
逆に自分が特に得る物があったと思うのは、具体的な性能指標がかかれていた14章、15章。
具体的な数値というのは賞味期限が短いが、当時のスペックでどれくらいの性能がでていたかを自前のマシン以外から情報を得られたのは収穫。
スケールさせる基準や、チューニングの指標にできるからね。
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